みーの日常 いま。

旅が好き。書くことも好き。あと演劇。20代後半女子のつぶやき。

5円がありますように。

 

こんにちは。みーです。

 

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」。

 

 

思い出を辿ってみたら、

いくつもあるのだけれど。

 

その中の一日を今日は紹介します。

 

 

記憶に残っているあの日。

それは、大学受験の第一志望の受験日です。

 

 

第一志望は、模試ではD判定かE判定ばかり。

そんな中での受験でした。

 

どうしても、どうしても、

自分がしたい勉強があったから、

その学部に、その大学に行きたいという

思いが強すぎて。

 

おそらく、後にも先にも、

あれほど緊張することはないんじゃないかな

と思うのです。

 

いつもはなんとなく

読めているだろうあの英文も

頭が真っ白になって、

ちんぷんかんぷん。

 

宇宙人が地球に来たら、

こんな感じかなとか思ったり。

 

今日は記念受験だからと

開き直ってみようとしたり。

 

でもやっぱり諦めきれなくて。

 

 

 

そんな私がようやっと三教科を終えて、

この大学に来るのも、

もしかしたらこれで最後か。

 

という思いに駆られて、

 

 

そんな私がした行動は、

 

 

 

5円玉を教室にこっそりバレないように

置いてくること。

 

 

ご縁がありますように。

完全に験担ぎです。

 

 

必死でした。

私がここにいた証を何とか残したくて。

 

 

今思えば、何やってんだか。

笑っちゃいます。

 

 

 

 

 

 

そして数ヶ月後、

なんとその学部に合格した私は、

その教室で授業を受けるように

なりました。

 

 

嬉しかったなぁ。

 

置いてきた5円玉はいくら探しても

もうどこにもいなかったけれど。

 

 

実力がギリギリ伴っていたのか、

はたまた5円があったからなのか。

 

今となっては、よく分からないけれど。

 

あれは私の一生忘れられない日。

 

そして忘れたくない日。

 

 

 

それでは、また明日。