こんにちは。みーです。
今日は、創作です。
これも以前に書いたもので、
今回、少しアレンジしてみました。
「春の海は僕にはまだ冷たい。」
例年よりあたたかいとはいえ、まだ4月だ。
海に入るのはまだ早すぎる。
海がみたい。
そういうから、地元の海に連れてきた。
見回しても、彼女と僕の二人だけ。
空きビン、片方だけのサンダル、
ゴミだらけの砂浜。
それでも満足そうだ。
後ろもふりかえらずに、
そのまま海へ入る。
そりゃ、ないだろと、
僕も追いかける。
転びそうになった彼女に
慌てて手を差し伸べる。
「手は、繋げないから。」
知ってるよ。
そんなこと。
別にそんなつもりで
手を差し出したんじゃないのに。
彼女には、ちょうどいいのかもしれない。
だけど、
やっぱり僕にはまだこの海は冷たすぎる。
それでは、また明日。