こんにちは。みーです。
何年生のことだったか。
多分小学校高学年の頃。
何がキッカケかも覚えてないが、
みんなで「ひみつ基地を作ろう」と
いうことになった。
メンバーは、全員女の子。
「ひみつ基地は男の子だけのものじゃないのよ」
材料は、近くの廃材置き場から。
「ご自由にお取りください。」
ダンボールに黒のマジックで雑に書かれた一言があれほど私たちの胸をワクワクさせることは、多分、もうない。
地面の上に、薄いペラペラのベニヤ板を敷くだけ。重すぎるものは運べないし、トンカチなんか持ってないし、木登りも私たちは上手には出来なかった。
でも、それでもよかった。
当時流行っていた心理テストの本をひらいて、ただおしゃべりをした。
蚊に刺された腕をかきむしって、
「蚊、多くてイヤだね。」なんて言いながら。
「5時には帰ってきなさいよ。」
そんなお母さんの言葉が頭をよぎるけど、時計を持ってないのをいいことに、私たちはなかなか「もう帰ろうか。」が言い出せなかった。
それでは、また明日。